時折激しい雨が降りしきる中、東部支部吹奏楽団の第2回目の練習会が開催されました。今回も、練習会場を提供してくださった鷲宮東中学校齋藤先生に心より感謝申し上げます。
第2回も、前半は鶴澤先生のソルフェージュレッスンからスタートしました。
ソルフェージュのレッスンでも、合奏でも、この取り組みの効果が出ていました。各自がしっかりと前回の「宿題」に取り組んできてくれている様子でした。
意識の高い団員の皆さんですが、予想を上回るようなスピードで学習し、成長してくれていることに驚いています。これからも、予習、復習をしっかりして、合奏でその成果を見せてくれることを期待しています。
吹奏楽のソルフェージュ
講師 鶴澤綾先生【ユーフォニアム奏者、吹奏楽指導者、音楽教室講師】

『吹奏楽のソルフェージュ』の#5~8を取り扱いました。
- #5「6/8拍子」
この拍子における重心のかけかたについて学びました。 - #6「3連符」
普段からとても苦労するリズムです。このリズムの仕組み、難しさを丁寧に解説していただきました。また、練習方法についても教えていただきました。 - #7「アウフタクト」
小節をまたいで始まるアウフタクトについて、説明していただきました。アウフタクトを演奏する際、なぜうまくいかないのかしっかりと理解できました。 - #8「タイ」
タイは取って練習。これを繰り返し確認しました。
いずれも演奏者が知っておくべき内容ばかりです。また、練習に歌が組み込まれています。「吹奏楽のソルフェージュ」を通じて、演奏者が持つとよい「習慣」が団員の皆さんに自然と身に着いていくことを期待しております。
しっかりと家で5分の取り組みをして、積み重ねればとても大きな成果が得られます。復習はどんどん加速します。とても短時間でも劇的な効果を生みます。楽しみにしていてください!
合奏
「レインボー・ヴィレッジ」序曲 黒川圭一作曲
2回目の合奏ですが、「吹奏楽のソルフェージュ」効果・楽譜を各自が読み込んできてくれた成果もあり、前回よりも仕上がりが進んでいました。自宅での譜読み、個人練習を積むと、合奏内容が充実するということを実感できたのではないでしょうか。
今回は中間部を取り扱いました。発音の種類(ニュアンス)について、フレージングについて学びました。メロディはもちろん、伴奏、そして打楽器こそ音楽的に演奏することの大切さを理解することができたと思います。
「可愛くてごめん」(feat.かぴ) HoneyWorks作曲/郷間幹男編曲
練習時間のバランスが悪くなってしまいました(これは指揮者の責任です)。
20分間でしたが、やはり演奏者にとって馴染みのあるポップスは仕上がりが早いです。オリジナルを「知っている」ということはとても大切、ということの証しです。
今回はポップスの音型を、ドラムセットを基準に確認しました。リズムのキレが良い演奏になり、ガラッとイメージが変わりました。

各自の取り組みと少ない合奏の時間で、どこまで充実した音楽活動ができるのか、運営・指導をしていてとても楽しみです。
吹奏楽のクラブチーム活動はまだ試行錯誤の段階です。しかし、学校の枠組みを越えて、また世代をも越えて共に活動することは大変有意義であると確信しています。
より質の高い学び、そして音楽の喜びを知ることのできる活動をこれからも目指していきます。
まだまだ団員は募集中です!
ぜひ、一緒に音楽を楽しみましょう!
*申し込みはこちらから

*練習予定に変更があります。
6月 4日(日)16:00~ 開智未来高等学校
6月11日(日)16:00~ 開智未来高等学校
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