R4第2期 第3回練習報告(2023.02/12)

楽典・基礎合奏

 東部支部吹奏楽団では、定期的に楽典を学ぶ時間を設定しています。これは、音楽を理解することが「音楽」の楽しさを深め、さらにはよりよい演奏表現に繋がるという考えに基づいています。

 今回は黒川圭一先生の「楽典講座③」として「音階①」について学びました。

 「音階とは何なのか」「長音階と短音階との仕組み」の基礎的な内容に加え、発展的内容として「半音階」「全音音階」「五音音階」などについても説明がなされました。

 後半の基礎合奏では、『3Dバンドブック』を活用して、様々な調のスケールを演奏したほか、「姿勢」「ブレス」「音量」「発音」など、基礎練習をするときに、どのようなことに気を遣って練習すると良いのかについて考察しながら取り組みました。

合奏

はずむ心のマーチ (後藤洋)

 最初に、前回の練習で確認した「楽譜に書いてあることを書いてある通りに演奏する」ということを復習しました。続いて「はずむ心」「マーチ」をどのように「表現」するかということをテーマに練習を行いました。

 前者は、

  • この曲の中核となっているシンコペーションは、どのようなキャラクターのリズムなのか
  • その演奏表現はどのようにすべきなのか

について学びました。

 後者については、

  • 手拍子練習でテンポ感を確認すると、とてもスッキリとまとまった演奏になる
  • 合奏において「テンポとリズム」は最優先事項である(どんなに素晴らしい音でも、タイミングが不正確な音は正しい音でない)

ということを学びました。

アメリカン・リバーサイド・メドレー 黒川圭一編曲

 《はずむ心のマーチ》で確認した内容をベースに、どのように演奏すれば「さらに格好良い演奏になるのか」ということを考察しながら練習しました。「様式(スタイル)」を理解することに重要性とともに、特に音楽経験が短い中高生の生徒たちにとっては、プロの演奏家による良質の参考演奏を“分析的に”聴くことが有用であることも説明され、次回までに各自がそれを行うようにという課題が出されました。

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